どうも、大学・大学院と有機合成化学を専門で学んでいたみきしゃと申します。
突然ですが皆さん、有機化学好きですか？
当然好きだと言う人が多く見に来て下さっていると思いますが、そうではないという人もいるかと思います。
今回の投稿では、好きだと言う人はより好きに、嫌いという人は好きになってもらう事を目的に有機化学の魅力を紹介したいと思います！
この記事を読むと次のような事が分かります。
- 有機化学とはなにか
- 有機化学が利用されている場所
- 有機化学を学ぶ事で得られること
- ユニークな有機化合物について
それでは、一つずつ見ていきましょう！
有機化学とはなにか？
簡単に説明すると、炭素を中心として水素、酸素などから構成される化合物(有機化合物)などを扱う学問です。
有機化合物の身近な例としては、砂糖(スクロース)、デンプン、DNAなんかも有機化合物に分類されます。
例からも分かるように私達の生活に密接に関わっているため、有機化学を学んでいると日常生活で得られる情報の量が多くなり、少しだけ鼻高さんになれることもあるかもしれません。(私はなれたことありませんが…笑)
有機化学が利用されている場所
先ほどはさっくりと紹介しましたが、我々の生活と有機化学は切っても切り離すことが出来ない程に繋がっています。
有機化合物と聞くと「お薬」を想像する人も多いかと思いますが、「プラスチック」も該当するということを知らない人は意外といるかもしれません。
例えばポリ袋などに使用されるポリエチレンは、エチレンがモノマーと呼ばれる最小単位として重合をした結果、ポリマーとなって出来上がるプラスチックです。つまりはエチレンが集まって出来たもの、ということですね！
ちなみにエチレンはこんな構造をしています。
確かに炭素と水素で構成されているので、有機化合物ですね！
他のプラスチックに関しても構成元素に差はありますが、どれも有機化合物です。
このように有機化学は本当に色々なところで使用されているんですね！
有機化学を学ぶ事で得られること
ここまでは私達の生活における色々なところで有機化学が利用されていることを紹介してきました。
ここからは学ぶ利点に注目していきたいと思います。
最大の魅力としては、就職先の幅がかなり広いという点です！
理由は簡単で私達の生活に密接だからです。
業界を列挙すると、製薬・化学(プラスチック、半導体、試薬など)・化粧品・食料品など多数存在しています。
しかも有機化学を学んでいると、上記の業界どれでも研究者として製品開発になれる可能性があるので、自分の作ったものを世の中に送り出すというやりがいの一つを味わう事が出来ます！
とはいえ、世の中そこまで甘くはないんですね… 有機化学の研究室はブラックである可能性がめちゃくちゃ高いです… ここら辺の話はまた別の機会に(思い出すだけで震える…)
他にも美容製品、化粧品、日用品に含まれている化合物がどういうものか理解した上で使用できるようになる点(なにか分からないもの使うの不安ですよね？)が個人的にはメリットに感じています。
まとめ
いかがだったでしょうか？
もう一度まとめておくと、有機化学を学ぶと次のようなメリットがあります。
- 就職先の幅がめちゃくちゃ広がる
- 日常で使用するものにどのようなものが入っているか理解出来るから安心
多くの人が1の方に魅力を感じると思いますので追記すると、私は先述の業界全てにエントリーシートの提出を行い、内定までもらっています。ここら辺の話も後々話したいと思います。
それでは、本日はこの辺で失礼したいと思います。また次回の投稿でお会いしましょう！
バイバイ！
オマケコーナー(面白い化合物紹介)
オマケとして名前や構造の面白い化合物について少し紹介します。
・ペンギノン
ペンギンのような形から命名されている化合物です。見えなくもない…かな？笑
・ハウサン
家のような形から命名されている化合物です。絵が下手な人が良く書く家といった印象を受けました 笑
紙面上ではこのように書くことが出来る化合物ですが、三角及び四角の炭化水素はかなり歪んでいるので、無理のある構造で存在することになります。
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