化学メーカー研究職が教える研究室選びで考えるべきことについて

科学

どうも、みきしゃです!

大学生の皆様、研究室選び順調に進んでいますか?このくらいの時期になると焦る人も多いかと思います。

私も大学3年のこのくらいの時期から研究室どこにしようかなと思い始めた人間ですが、おそらく大学内で一番良い研究室を選ぶことができ、おかげで現在化学メーカーで研究職として日々仕事をすることが出来ています。

私自身を例に取りましたが、研究室選びは自分の将来に与える影響がものすごく大きいので、大学生の皆さんには後悔のない選択をしていただきたいなと考えています。

そこで、本記事では学年ごとの研究室選びのやり方とコツみたいなものを紹介出来ればなと思います!

この記事を読んでいただくと次のような事が分かります!

  • 良い研究室とはなにか
  • 研究室選びとは具体的に何をすれば良いか
  • 学年ごとにしておいた方が良いこと

それでは、一つずつ見て行きましょう!

良い研究室について

まずは良い研究室とはなにか、について書いていきたいと思います。

現在、皆さんが入りたいと思っているのは、どのような研究室でしょうか?

拘束時間が短い、日々の業務が楽、教授が優しい等々色々あるかと思います。

研究職で就職するわけではない人(公務員や教員志望)は上記のような理由で研究室を選ぶ方が自分の勉強時間を確保しやすいので良いと思います!

ですが、研究職になりたい人は絶対にやめたほうがいいです。後々絶対に後悔します。

では、どのようなところに注目すればよいか。それは次のような点になります。

  • 教授の論文更新頻度
  • 研究室の人間関係(同期含む)
  • 教授推薦の有無

まず教授の論文更新頻度について説目します。当然大学の先生として働かれている方々は多かれ少なかれ論文を投稿してはいるのですが、その内容となる実験って誰がやっていると思いますか?

おそらく。研究室に配属される前の学生さんは教授が自ら手を動かして得た結果で論文を書いていると考えていると思います。当然そのようなケースもありますが、ほとんどは学生が手を動かして得たデータを教授が論文にします。

そのため、論文の更新が早い教授=学生が多くの実験をこなしている、論文しやすいテーマを教授が与えているなどと置き換えてることができます。学生にとっては就活の時などに「論文になるような研究を○○件行っており、研究に力を注いできました」と学生時代に頑張ったこととして、紹介できるようになるので圧倒的に就活にも有利になります。

続いて、人間関係についてです。研究室での生活が始ますと1日の大半を同じ人たちと過ごすようになります。そのため自分との気が合わない人や苦手なタイプの人がいると、研究室に行くのが嫌になってしまい結果として卒業・修了できない…なんてことにもなりかねません。

これは仕事にも通じることだと考えています。就活は人によって重視するポイントが異なりますが、私の意見としては先述の理由から、風通しのよさや人間関係を重視することをお勧めします。

最後に教授推薦の有無についてです。教授推薦とはその研究室の卒業生が毎年就職する会社へ教授から推薦をしてもらい就活もほとんどしなくて済むというシステムです。これが出来る研究室はよほど教授が企業との共同研究を行っている必要があるので稀有な例にはなりますが、確認しておいて損はない情報だと思います。

学年ごとに考えるべきこと

それでは学年ごとについて何を考えるべきか、について紹介します。

まず1年生についてですが、この時から研究室というものに注目して色々調査するのはあまり意味がないかなと正直考えてます。というのも、どの分野でどのようなことを学べるかということが定まっていないからです。そのような状態で視野を狭めてしまうと将来的に損をするのでやめておくことをお勧めします。

では何もしないで良いかというとそんなことは無く、絶対やっておいた方がいいことがあります。それは専門科目だけでも良い成績を収めておくということです。

研究室選びだけでなく、大学院の進学などにおいても優秀な成績は有利に働くので必ず専門科目だけでも頑張るようにしましょう。当然そのほかの科目についても努力することは重要ですが、優先順位をつけようという意味です。

続いて2年生についてです。2年生は夏休み~夏休み明け、ちょうどいまくらいの時期から先述のリサーチを始めておきましょう。もし希望の研究室が人気である場合、何らかの方法で決めることになるのですが多くの場合成績が加味されてしまうからです。その場合、2年生の後期からならギリギリ評価の平均を上げることが出来るので、他の人と差をつけることができます。ですが1年生から努力している人に追いつくのは期を重ねるごとに難しくなるので、可能なら前期の内からリサーチを始めることをお勧めします。(1年の春休みくらいがちょうど良いタイミングだと思います。

続いて3年生についてですが、早い段階で決めている人より遅れているという自覚をまず持ちましょう。もしかしたら第一志望は厳しいかもしれません。ですが、周りの希望などを聞いて競争の薄い研究室をはじめから希望するという手法が取れるので、まだ諦めるには早いです。また、この段階で「もう第一志望は無理だし…」と諦めると第二、第三希望まで難しくなる恐れがあるので、必ず最後まで評価を上げる努力は続けましょう。

あと一点、これは少々姑息な手ですが、第一希望研究室の悪い点を噂で流しておくのも一つの手だと思います。その後の関係は悪化すると思うので本当にオススメはしません 笑

まとめ

以上、研修室選びについて述べてきました。正直、文系・理系問わずの内容なので、困っている学生には是非とも読んでいただきたいなと思い、書かせていただきました。

もし読んでいただいた人の中で、友達が迷っていたら、本記事の内容を伝えてあげてほしいと思います。別に質問がある場合も個別で丁寧にお答えいたしますので、どんどんコメントください!

それでは、本日はこの辺で失礼したいと思います。ではまた、次の記事でお会いしましょう、バイバイ!

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